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小児矯正

子供の歯並びが悪くなる原因は「上顎の発育不足」

子供の歯並びが悪くなる原因は「上顎の発育不足」子供の歯並びに影響を与える主な原因の一つは上顎の発育不足とされています。
成長過程で最初に上顎が発達し、後に下顎の成長がそれに追随します。
上顎の成長が不十分だと、下顎も狭い空間に収まるため小さくなりがちで、結果的に顎全体が小さくなり、歯が整然と並ばなくなるリスクが高まります。

顎の成長を促す
「顎顔面矯正」とは

子供の歯並びを改善する上で重要なのは、顎の健全な発育を促進することです。
顎顔面矯正は、成長を最大限に利用しながら顎の骨や顔の骨格を正しい大きさと形に導く矯正治療です。
この治療を通して、以下のような多くのメリットを期待することができます。

顎顔面矯正の効果

  • 顎関節症の症状緩和
  • 肩こりや側湾症の改善
  • 鼻の通りの改善
  • アトピー性皮膚炎の症状緩和

顎顔面矯正のデメリット・
後悔することはあるの?

顎顔面矯正のデメリットや後悔することについては以下のようなものが挙げられます。

最初は装置の痛みや
違和感がある

矯正治療に使用される固定式装置は、装着初期に以下のような違和感や不快感を引き起こすことがあります。

  • 装置による圧迫で歯が痛む
  • 鼻の付け根や顔の一部に痛みや違和感がある
  • 装置が口内に異物感を与え、話しにくさを感じる

多くの子供たちは数日でこれらの感覚に慣れていきます。

自費診療で費用が
高額になる

矯正治療は多くの場合、公的医療保険の適用外となるため、治療にかかる費用はすべて患者様の自己負担になります。
治療にかかる具体的な費用については事前に確認しておきましょう。
また、不明点や疑問点は事前に解消してから治療を決定することが大切です。
ただし、お子さんの矯正治療に限り、医療費控除の適用が受けられる可能性がありますので、ご確認ください。

顎顔面矯正は何歳から
何歳までできる?

顎顔面矯正は何歳から何歳までできる?顎顔面矯正は、顎の成長が活発な時期に合わせて実施されるのが理想です。
通常、上顎の成長は12歳頃に大部分が完了するため、その時点までに治療を開始することが望ましいとされています。
この治療は主に5歳から12歳のお子さんを対象としており、特に5歳から7歳の間は骨格の発達が著しい時期であるため、この時期に治療を行うとより良い結果が期待できます。
しかしながら、治療の開始に適した年齢はお子さんの口腔内の状況や骨格の成熟度により個人差がありますので、具体的なタイミングは歯科医師に確認しましょう。

顎顔面矯正の治療の流れ

1カウンセリング

日常生活で気になる点やお口の健康についてお聞きした後、お口の中を詳しくチェックし、不正咬合やその他の問題点を確認します。

2精密検査

適切な治療に必要な情報を集めるため、以下の検査を行います。

  • お顔とお口周りの写真撮影
  • 頭蓋骨全体や顎の骨のレントゲン撮影
  • 噛み合わせの精密な型取り
  • 顎関節の動きや呼吸の仕方の確認

3治療計画のご説明

カウンセリングと精密検査の結果をもとに立案した治療計画をお伝えします。
ここでは、検査で得られた写真や3D画像をお見せし、治療の目的や進め方、期待できる結果についてわかりやすくご説明します。

4治療開始

具体的な治療計画に従い、矯正治療を開始します。
患者様の口腔内状況に合わせた矯正装置を装着し、1〜3ヶ月ごとに定期的に来院していただき、装置の調整や治療の進行状況をチェックします。

5評価・治療終了

治療の進行状況に応じて、矯正装置を一定期間使用します。
1期治療の目標が達成された時点で、矯正装置を外し、必要であれば2期治療へと移ります。

費用

   
   
   
   

医療費控除について

小児矯正は、「成長を妨げない治療」として認識されているため、医療費控除の適用が可能です。
これにより、矯正治療にかかる費用の一部を軽減できます。